埋込タイプの業務用エアコンが主流になった理由

会社や商業施設、または病院などでも必ずエアコンは備え付けられています。昨今は夏になると連日40度近い気温となるため、適切に空調機を使って快適な環境を整えないといけません。総務省が調査をしたところ、日本国内の空調機普及率は98パーセントとなっていることが明らかとなりました。この割合はほぼ全世帯・施設でエアコンが備えられていることを示しており、先進国でもっとも高いパーセンテージをあらわしているほどです。

企業や病院などで備えているものは、業務用エアコンというものです。ここではこの業務用で主流となっている機種についてピックアップをしていきましょう。それは埋込タイプというものになっています。埋込タイプとは天井の内部に本体を収納しており、外側から一切見ることができないものです。

吹き出し口のみが天井にあるため、多くの方はそこに業務用空調機があることは気づきません。埋込式を採用するメリットは、室内空間を広く見せられる点です。以前は吊り形を採用される場合が多かったのですが、この場合は天井から吊られているスタイルとなるので、圧迫感を感じる方も大勢いました。2000年以降は業務用エアコンを製造・販売しているメーカーでも積極的に埋込式の機種を販売しており、現在では主流となりました。

業務用だけでなく戸建て・マンションなどでもあらかじめ設置をされている場合が多く、こちらも室内空間を広くできるのを目的にしています。