業務用エアコンの吊り形が活用される現場

空調機は現在では、必須設備といっても過言ではないでしょう。日本は1980年代までは夏でも最高気温が28度程度までしか上昇をしませんでした。ところが2000年以降の現在では、連日40度近い猛暑日を記録するほどです。これは地球温暖化現象の影響であり、100年後には40度以上となることが試算で明らかとなりました。

快適に暮らすためにはエアコンが必要で、自治体によっては購入する際に補助金を支給されるところもあるほどです。一般家庭はもちろんのこと、学校や官公庁・会社などでも必ず業務用エアコンが設置をされています。この業務用の場合、大きく分けて2つの機種で構成をされています。ひとつは埋め込みタイプというもので、天井の内部に本体を収納することが可能です。

もうひとつが吊り形というものです。ここでは、後者である吊り形エアコンの概要を解説していきましょう。業務用エアコンで吊り形を採用されている現場は、学校です。天井と壁の間に横向きで取り付けられているものをみたことはありませんか。

それが吊り形というタイプのものです。150Vで20Ahの機種が大半を占めており、吊り下げることでコンパクトな設置を実現できるものとなっています。そして冷房機能しか備わっていないというのが最大の特徴で、1990年代に生産をされた業務用エアコンで見られる形です。昨今の主流は埋め込み式となっており、これを用いる施設が多くなってきました。